どんなお店にする?


お店のコンセプトを決めよう

まずはコンセプトを決めよう

はじめて飲食店を開業しようとする人は、お客さまの間口を広げようとしてあれもこれもと手を広げがちです。でもちょっと待ってください。やたらメニューが多くていまいち何がおすすめなのかわからない、和食屋さんなのか洋食屋さんなのかわからない。そんなお店に一度は入ったことがあるのではないでしょうか。

飲食店をやっていく上で、こうした「よろずや」的な展開は成功する確率が低いです。まず、メニューが多くなると扱う食材が増えて在庫を多く抱えなければなりません。また、調理方法も増えるため、より複雑で高度なオペレーションが求められます。さらに先ほど述べたような「何を売りにしているのかいまいちわからないお店」となってしまい、お客さまに対するお店の訴求力が低くなってしまうのです。
そうならないようにするためには、お店のコンセプトをはっきりさせた専門店にすることです。特定のメニューに特化し、アピールポイントがお客さまに伝わりやすくすることが大事なのです。メニューを絞ることで仕入れする食材の種類も少なくでき、初めて飲食店を運営する人にとってはメリットのある方法です。

例えばカフェを開きたいのであれば、まずそのお店のターゲットとする客層や利用動機を設定し、業態を考えます。その上で、「世界各地の豆を取り寄せた本格的なコーヒーが飲める珈琲店」や「スイーツにこだわった若い女性をターゲットにしたカフェ」などのコンセプトをしっかり定めて他との差別化を図っていきます。

こうした考え方は飲食店経営の成功セオリーのほんの一部にすぎません。他にもどういった市場に参入すべきか、メニュー開発はどうするのか、販売戦略は?開店資金は?継続的な事業計画は?考えることは山ほどありますが、ひとつひとつ丁寧にクリアしていきましょう。

飲食店はハイリスク!?

まず、飲食業を始めることは他の事業に比べてリスクが高いということを認識しておくべきです。コンサルタント事業や保険の代理店業、一部のネット事業などは初期投資や固定費はほぼゼロです。しかし、飲食店はまずお店を開かなければならないので、初期投資がかかってしまいます。厨房設備などを中古で揃えたとしても数百万は必要でしょう。さらに、開業後もお店の家賃、水道光熱費、仕入れの原材料費、スタッフの人件費などの経費が毎月必ず発生します。それだけの経費をまかない、利益をあげられるだけの売り上げが確保できなければ赤字経営です。その赤字経営が何か月も続けばすぐに1000万円単位の損失になります。自分のお店を持つという夢を見て開業にこぎつけたはいいが、数か月後には破産して閉店する事業者が後を絶ちません。それくらい移り変わりが激しく、業種別の廃業率統計では常に上位にきていることからも、競争の激しい世界だということがわかります。そういった背景の中で事業を成功させ、継続していくことは簡単なことではありません。

そうならないように開業リスクをいかに下げられるか、初期の選択・決断にそのほとんどがかかってきます。お店が儲かるかどうかは開店時に決まるといっても過言ではありません。開業リスクを少しでも下げられるように飲食店開業のための基礎知識を身に付ける必要があるのです。

はじめてのかたへ

子どものころから身近に利用している飲食店は利用機会が多く、日頃から親しんでいる分、開業に対する心理的ハードルが低く未経験者でも参入しやすい業種です。しかし未経験だと思ったような売り上げをあげられず結局廃業してしまうケースが本当に多いです。なぜそうなってしまうのか。それは経験もさることながら儲かるお店を開業し、運営していく知識が圧倒的に足らないからなのです。

ここでは、飲食店経営に関する基本的な知識と成功し続けるための必勝メソッドを余すことなく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。あなたの描く理想の飲食店開業のお手伝いが少しでもできれば幸いです。